廃棄された使用済み家庭用電気器具のこと。
家電製品は普及率が高く、モデルチェンジや性能アップが頻繁に行われるため、廃棄量は年々増加し大量化している。廃家電は、再生利用できるパーツを取り外した後は主にシュレッダーで処理されるが、部材としてプラスチックの使用割合が高く、破砕後埋立てられる焼却不適物の膨大化が処分場を圧迫していた。
このため、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の主要4品目について、生産者責任によって資源化を促進することになり、家電リサイクル法が制定された。日本は、この法律によって、廃家電4品目の受け入れから解体・部品回収、破砕後有価物回収、無害化処理までを、世界初の一貫処理システムとして構築することに成功した。
|